生きた自然、共に拓く福祉へ。 Living nature , to the welfare Pioneering together.

地域生活支援複合施設
リゾーム

施設名の由来

リゾーム(rhizome)直訳的に表現すると「根茎」である。フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医フェリックス・ガタリの共著「千のプラトー」の基本用語でもある。ヨーロッパの伝統的形而上学が、1から出発して分岐していくツリー(樹木)状の存在モデルと、それに対応する思考形態をとってきたのに対して、ドゥルーズとガタリはリゾーム(根茎)状の存在モデルと思考形態を提唱する。それは特定の中心を持たず、それぞれ異質なものが異質なものと接合されながら、始まりもなく終わりもなく多方面に、また重層的に錯綜しながら、延びてゆく事であった。人類のほとんどの思想は垂直にそびえ立つ樹木のイメージに従って大体系を構築し、そこに組み込まれないすべてのものを排除し続けてきた哲学的思考を問題視し、そうした樹木を支えている地下のリゾームをモデルに、発想の根本的転換をはかろうと著書の中で表現している。

多目的ホール

介護浴槽

施設の特色

当法人は、設立より20数年経過をする中で、知的障がい者の青年期以降における生涯にわたる支援体制確立のために、若い人達を対象とした居住型施設「清水旭山学園」、地域に就労した人達の暮らしの場としての「ケアホーム」、在宅の人達に活用して頂く通所型施設「清水旭山学園通所ホーム」、更には単独で地域で生活を送るための福祉的就労の場としての通所授産施設「旭山農志塾」、高齢者が生きがいを持って生活が送れる居住型施設の「あさひ荘」と運営を行なってまいりました。しかし、高齢者の人達のリハビリ、軽スポーツ、余暇活動の場、更には加齢化が進行する中で安全に入浴を可能にするための機械浴室等の必要性が急務となり、法人内部で検討した結果、地域生活者の生活の場の保障並びに地域住民の福祉的ニーズも併せ持った複合施設が望ましいと結論に達しました。そこで、日本自転車振興会への助成をお願いし、建設に努力をしてまいりました。この結果、多くの人達のご理解・お力添えを頂きまして、完成、開設する運びとなりました。しかしながら、今後この施設をより有効に活用していく上では課題も残されておりますので、一つ一つこの施設の役割を認識し、より効果的に活用すべく努力するとともに気軽に活用できる施設となれる様発展させたいとおもいます。

よくあるご質問

現在、独居生活でお風呂がなく困っています。入浴はできますか?
独居の方でご自宅に浴室のない方につき、毎週火曜日と金曜日の午後3時から4時まで浴室を無料開放しています。事前にご相談ください。
高齢者を対象としたリハビリ―研修を行いたいのですが場所がありません。
当施設には日常動作訓練室があります。トレーニングマシンも設置してありますのでご使用についてお気軽にお問い合わせください。