鶏糞を利用した農業用有機肥料と木炭のみで野菜を育てる農耕事業。化学肥料は一切使用しません。有機野菜は収穫後の日持ちがしないため、新鮮なまま野菜パウダーとして製品化へ。
製品加工で出る食品残渣物(生ゴミ)を中間処理した養鶏用発酵飼料として自家消費。さらに鶏糞は有機肥料として農耕で再利用されます。
日高山脈から浸透した豊富な伏流水を10基の大型水槽で育てたトラウトサーモン。加工の際に出る残渣物(生ゴミ)は全て中間処理され再利用。
産地を厳選した玄米の仕入れ。必要な分のみその都度精米し出荷されます。精米後の米糠は中間処理し再度養鶏飼料へ。
どんなに丁寧な作業でも必ず出る残渣物は、汚い臭いなどとかく敬遠されがちでした。でも全て商品化に使用される部位と同じ高い栄養価と品質をもっているのです。逆に魚の骨などは身と比べてさらに違う栄養価を秘め、捨てるにはとても「もったいない」資源なのです。旭山農志塾では、野菜加工の際に出る切れ端、トラウトサーモンの処理後に出る身と骨、精米時に出る米糠などその資源の全てが自社のリサイクルセンターへ運ばれます。それらは分別後に中間処理されてから養鶏用発酵飼料として地鶏に給餌され、100%自家消費されています。
安全で高い栄養価の発酵飼料を食べて健康に育つ地鶏たち。それらの鶏糞は再度加工され有機肥料として畑で使用され野菜を育てます。そして旨みを十分蓄え成長した有機野菜はまた製品化へと、再び「もったいない」システムの輪の中で有効利用されるのです。
リサイクルセンターで中間処理された養鶏用発酵飼料は無臭で高栄養価。だから食べて育った地鶏の鶏糞もいやな臭いが抑えられ、環境にも十分配慮されています。ゆったりとしたスペースでストレスなく育った北海地鶏肉はジューシーで弾力のある旨みが好評。また低脂肪で低カロリー、高タンパクでビタミンが豊富。さらにたっぷりのコラーゲンで噛めば旨い肉汁がお口一杯に広がります。